ジッペ・ザンファン & NAUTICA
1983年に誕生したNAUTICA（ノーティカ）は、中国系アメリカ人のデザイナー、朱秦基がアメリカで立ち上げたカジュアルウェアブランドである。 ブランド名はラテン語で船を意味する「ノーティカス」に由来し、スピネーカーのロゴは冒険、活力、クラシックの象徴である。 ブランドの服飾哲学は、海に生きるという考えに基づいており、海からのインスピレーションを人々の日常の着こなしに取り入れることを目指している。
近年、フラッグシップショップを建設し、ブランドのアップグレードと反復を完成させようとするブランドが増えているが、NAUTICAも例外ではない。 最初のアップグレードされたフラッグシップショップは上海グランドゲートウェイ66にあり、ブランドの伝統的な航海の遺伝子に基づき、Jippe ZhanfanはNAUTICA上海グランドゲートウェイ66のために「CITYSCAPE3.0」というテーマをカスタマイズした。 北京国際貿易センターでのフラッグシップショッププロジェクトでは、Jippe Zhanfanは「CITYSCAPE3.0」をテーマに、全く新しい「CITYSCAPE3.1」のショップイメージを創り上げた。
プロジェクト情報
開始：2021年9月30日
完成：2021年11月19日
店舗面積：190
店舗住所：中国北京市朝陽区建国門外大道1号中国世界貿易中心3期3L207号
設計者：上海上陽湛帆
施工：上海上陽樟帆
Zhi Pei Zhan Sailは、NAUTICAの航海の遺伝子から出発し、水と都市をコアエレメントとし、セーリングというコンセプトをテーマとして展開し、NAUTICAのマリン＆セーリングのDNAと現代のメトロポリスを革新的に融合させ、海洋的な特徴を持つモダンなショッピングスペースを作り上げた。 空間のメインカラーには白と彩度の低いグレーを選び、アクセントとして黒と青を散りばめ、天井には過度な加工を施さず、モダンでマリンな空間を演出した。
ショップの入り口には、壁一面を占める立体地図がある。 ジッペ・ザンファンは、NAUTICAの本社であるニューヨークをモデルに、実際の地理情報に基づいた立体都市模型を制作し、白い地図の周囲を紺碧の海が囲み、高さをずらして縮小した臨場感を演出している。
上海グランドゲートウェイ・プラザ66店のデザインでは、ジッペ・ザンファンが船を模したキールフレームを制作し、ディスプレイエリアを仕切り、内部空間の階層感を視覚的に高めている。 北京世界貿易センターの旗艦店では、Jippe Zhanfanは再びキール構造を使用し、NAUTICAの新しいショップイメージの象徴的なデザインとし、消費者にユニークな空間的記憶を作り出そうとした。
NAUTICAのBlack Sailシリーズの展示エリアでは、Zhi Pei ZhanfanがBlack Sailシリーズの由来に基づき、紺色の船の舳先を模したモデルスタンドを特別にデザインした。 前衛的な形状は、Black Sailシリーズ製品の技術的なファッションとマッチし、ブランドの特徴を際立たせている。 波の後ろのプロジェクションウォールは、海の中にいるような没入感を演出します。 壁面にはユニークなモデリングが施された舷窓型ビデオウォールを採用し、ゴーストのようなブルーのグラデーションスクリーンが波の浮遊感をシミュレートし、雰囲気満点です。
より航海的な特徴を持つディスプレイ空間を作るため、Zhi Pei Zhanfanは巧みなデザインによって海の情景をインテリアに移すという独創的なアイデアを生み出した。 オール、ケーブル、砂、砂利......NAUTICAのショップに登場するこれらのマリンエレメントは、決して奇をてらったものではなく、むしろ空間のデザイン性を高め、NAUTICAのブランドDNAと呼応している。
空間はブランドを解釈し、デザインは個性を表現する。 Zhi Pei Zhanfanは、NAUTICAブランドの個性を把握することで、都会的なスタイルとブランドの海の遺伝子を融合させ、都市の中に海洋空間を構築している。